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ショットの方向性と飛距離が伸びる理論

ヘッドの重量が200g、グリップの重量が135gとする。
回転中心Xからヘッド重心までの距離L1と、回転重心Xからグリップ重心までの距離L2との比率は1:0.38とする。

ゴルフプレイヤーがクラブを振ったとき、ヘッドスピードを38m/sとすると、グリップのスピードは38m×0.38=14.44m/sとなる。
したがって、ヘッドの運動エネルギーは200g×38m/s = 7600g・m/s、グリップの運動エネルギーは135g×14.44m/s = 1949g・m/sとなる。
シャフトの影響を除外したクラブ全体の運動エネルギーは7600g・m/s+1949g・m/s =9549g・m/sとなる。

一方、従来のゴルフクラブについても10gの鉛を貼った場合と比較してみる。
ヘッドの重量が210g、グリップの重量が50gとする。
回転中心Xからヘッド重心までの距離L1と、回転重心Xからグリップ重心までの距離L2との比率は1:0.36(シャフトが1.5インチ長い場合)とする。
ゴルフプレイヤーがクラブを振ったとき、ヘッドスピードを39m/sとすると、グリップのスピードは39m×0.36 = 14.04m/sとなる。
したがって、ヘッドの運動エネルギーは210g×39m/s = 8190g・m/s、グリップの運動エネルギーは50g×14.04m/s = 702g・m/sとなる。
シャフトの影響を除外したクラブ全体の運動エネルギーは8190g・m/s + 702g・m/s = 8892g・m/sとなる。

ここで、N1グリップを装着した場合と、従来の物とを比較する。
9549g・m/s ÷ 8892g・m/s = 1.074となり、7.4%ボールに与える運動エネルギーが増加することにより飛距離が増す。

N1グリップ装着の方が従来と比較してシャフト長さが1.5インチ短いため、ヘッド重量が同じならば手首に掛かるネジリトルクが減るために方向性が向上する。